自分でできる?蛇口ポタポタ修理の基本
蛇口からポタポタと水が漏れ始めた時、専門業者に依頼する前に「自分で修理できないだろうか」と考える方もいるでしょう。確かに、原因や蛇口の種類によっては、DIYで修理可能なケースもあります。しかし、無理は禁物です。まずは、基本的な知識と手順を理解し、自分にできる範囲かどうかを見極めることが大切です。蛇口のポタポタ修理で最も一般的なのが、内部のパッキンやコマ(ケレップ)の交換です。これらは比較的簡単な作業で、ホームセンターなどで部品も手軽に入手できます。修理を始める前に、必ず水道の元栓を閉めることを忘れないでください。元栓を閉めずに作業を始めると、水が噴き出して大惨事になりかねません。次に、蛇口のハンドル部分やキャップを外し、内部の部品を取り出します。この際、部品の順番や向きを覚えておくか、写真を撮っておくと、元に戻す時に役立ちます。古いパッキンやコマを取り外し、新しいものと交換します。部品のサイズや種類を間違えないように注意しましょう。部品を交換したら、元通りに組み立て、最後に元栓を開けて水漏れが止まったか確認します。シングルレバー混合水栓の場合は、内部のバルブカートリッジの交換が必要になることが多いですが、これはパッキン交換よりも少し複雑な作業になります。専用の工具が必要になる場合もあります。自信がない場合や、作業中に部品を破損してしまいそうな場合は、無理をせずに専門業者に依頼するのが賢明です。また、蛇口本体の亀裂や、給水管側の問題が原因である場合は、DIYでの修理は困難です。自分で修理を行う場合は、事前にインターネットやDIY書籍などで、自分の蛇口のタイプに合った修理方法をよく調べてから取り掛かるようにしましょう。