ある日、何気なく水道料金の明細を確認していた時のことだった。幸田町には排水口を交換する水道修理するといつもより明らかに料金が高い。思い当たる節がなく、首を傾げながら明細をよく見てみると、使用量が普段より大幅に増えている。これはおかしい、何か原因があるはずだ。 節約を心がけている我が家で、急に使用量が増えるなんて考えられない。そう思い、家中の水回りをチェックすることにした。キッチン、お風呂場、洗面所…と順番に見ていく中で、ふと、トイレの流水音が気になった。 普段は意識しないトイレの音だが、注意して聞いてみると、チョロチョロと微かに水が流れ続けている。まさかと思い、便器の中を覗き込むと、水が常に流れ込んでいる状態だった。水洗トイレの水漏れだ。 小さな水漏れだったため、普段は全く気づかなかった。しかし、水道料金が跳ね上がったことで、ようやく異変に気づくことができた。 水漏れ箇所を特定するため、トイレタンク、便器、給水管など、考えられる場所を順番にチェックしていく。すると、トイレタンク内の鎖が絡まり、フロートバルブが完全に閉まっていないのを発見した。 フロートバルブが完全に閉まらないと、水が常に流れ続け、無駄な水道代が発生してしまう。 原因が特定できたところで、次にどうするかを検討した。幸い、鎖の絡まりを直すだけで済む簡単な修理だったため、自分で直すことにした。 止水栓を閉め、絡まった鎖を丁寧にほどき、フロートバルブが正常に閉まるように調整する。最後に、止水栓を開け、水漏れが止まっているかを確認する。 すると、見事に水漏れが止まった。ほんの数分程度の作業で、高額な水道代を払わずに済んだことに、安堵した。 今回の水漏れ騒動を通して、私は、水洗トイレの構造や、修理方法について、ある程度の知識を得ることができた。また、小さな異変を見過ごさないことの重要性を改めて認識した。 水洗トイレの水漏れは、小さなものであれば、なかなか気づきにくい。しかし、放置すると、水道代が跳ね上がるだけでなく、最悪の場合は、大きなトラブルにつながる可能性もある。 今回の経験が、皆様の水洗トイレの水漏れトラブル解決の一助となれば幸いだ。そして、日頃から水道料金の明細を確認し、少しでも異変を感じたら、早めに原因を特定し、対処することが大切だということを覚えておいてほしい。