温水洗浄便座の取り付けが完了したら、それで終わりではありません。最後に、いくつかの確認と注意点があります。これらを確認することで、水漏れなどのトラブルを防ぎ、温水洗浄便座を安全に、そして快適に使用することができます。まず、最も重要なのは、「水漏れがないかを確認する」ことです。止水栓を開け、タンクに水が溜まったら、便器の周りや、分岐金具、給水ホースの接続部分などから、水漏れがないかを目視で確認しましょう。もし、水漏れを発見した場合は、すぐに止水栓を閉め、原因を特定し、適切な対処を行いましょう。次に、「温水洗浄便座の各機能が正常に動作するかを確認する」ことです。温水洗浄、暖房便座、脱臭機能など、すべての機能を実際に使用してみて、正常に動作するかを確認しましょう。もし、動作に異常がある場合は、取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせてみましょう。また、「アース線が正しく接続されているかを確認する」ことも重要です。アース線は、感電事故を防ぐための重要な配線です。アース線が正しく接続されていないと、漏電した場合に感電する危険性があります。アース線の接続方法は、温水洗浄便座の取扱説明書に記載されているので、確認してみましょう。そして、「定期的な清掃とメンテナンスを行う」ことが大切です。温水洗浄便座は、清潔に保つことで、長く快適に使用することができます。ノズルや便座、脱臭フィルターなどは、定期的に清掃するようにしましょう。また、メーカーが推奨するメンテナンス時期を守り、点検や部品交換を行うようにしましょう。さらに、「長期間使用しない場合は、電源プラグを抜き、水を抜く」ようにしましょう。長期間使用しない場合は、温水洗浄便座の電源プラグをコンセントから抜き、タンク内の水を抜いておくことで、故障や水漏れを防ぐことができます。これらの確認と注意点を守ることで、温水洗浄便座を安全に、そして快適に使用することができます。