古くなった散水栓や使い勝手の悪い散水栓を、おしゃれで便利な立水栓にDIYで交換してみませんか。ここでは、初心者でも比較的簡単に挑戦できる交換手順をステップごとにご紹介します。ステップ1は準備です。立水栓本体、水栓柱、給水管の接続に必要な継手、シールテープ、モンキーレンチやパイプレンチ、スコップ、水平器、インスタントモルタルなどを揃えましょう。既存の配管のサイズを確認し、適合する継手を用意することがポイントです。ステップ2は元栓を閉める作業。家全体の水道メーター近くにある止水栓(元栓)のバルブを時計回りに回して、完全に水の供給を止めます。これを忘れると水浸しになるので絶対に確認してください。ステップ3は掘削です。既存の散水栓の周りをスコップで掘り起こします。給水管を傷つけないように注意しながら、散水栓本体と給水管の接続部分が見えるまで掘り進めましょう。作業スペースとして、ある程度広めに掘っておくと後の作業が楽になります。ステップ4は既存散水栓の取り外し。給水管に接続されている散水栓本体をレンチを使って反時計回りに回して取り外します。固着している場合は、無理な力をかけすぎず、少しずつ力を加えてみてください。ステップ5は新しい配管の接続です。まず、給水管のネジ部分の汚れをきれいに拭き取ります。次に、ネジ部分にシールテープを進行方向と逆に5周から8周ほど、しっかりと引っ張りながら巻き付けます。そして、立水栓につながる新しい継手や給水管を時計回りにねじ込んで接続します。締めすぎに注意しつつ、確実に接続しましょう。ステップ6は立水栓の設置と固定。水栓柱を接続した給水管に取り付け、垂直になるように水平器で確認しながら位置を決めます。位置が決まったら、水栓柱の根元にインスタントモルタルを流し込み、固まるまで待ちます。これにより、柱がぐらつかなくなります。ステップ7は水漏れチェックと埋め戻し。モルタルが固まったら、元栓を少しだけ開けて、接続部分から水漏れがないかを確認します。問題がなければ、元栓を全開にし、掘り起こした土を埋め戻して作業完了です。土を平らにならし、必要であれば砂利を敷くなどして見た目を整えましょう。この手順で進めれば、比較的簡単に散水栓から立水栓への交換が可能です。ぜひ挑戦してみてください。

投稿者 i4Beoqe1P9tc