ここでは、ボールタップの故障の主な症状と、その原因について詳しく解説します。1. 水が止まらないボールタップの故障で最も多いのが、水が止まらないという症状です。トイレを使用した後に、いつまでも水が流れ続ける、または、タンクに水が溜まり続ける場合は、ボールタップの故障が疑われます。この症状の原因としては、以下のものが考えられます。* 浮き球の破損または位置ずれ: 浮き球が破損したり、正しい位置からずれたりすると、弁が正常に閉まらず、水が止まらなくなることがあります。* レバーの故障: 浮き球と弁を繋ぐレバーが、錆びたり、曲がったりすると、弁が正常に閉まらなくなることがあります。* 弁(パッキン)の劣化: 弁(パッキン)が劣化したり、摩耗したりすると、水漏れが発生し、水が止まらなくなることがあります。* ダイヤフラムの劣化: ダイヤフラム式ボールタップの場合、ダイヤフラムが劣化すると、水圧を正常に感知できなくなり、水が止まらなくなることがあります。2. 水が出ないトイレのレバーを引いても水が出ない、または、タンクに水が溜まらない場合は、ボールタップの故障が疑われます。この症状の原因としては、以下のものが考えられます。* 浮き球が引っかかっている: 浮き球がタンク内の他の部品に引っかかっていると、弁が開かず、水が出なくなることがあります。* レバーの故障: 浮き球と弁を繋ぐレバーが、外れたり、破損したりすると、弁が開かず、水が出なくなることがあります。* ストレーナーの詰まり: 給水管の途中にあるストレーナー(フィルター)が詰まると、水が出なくなることがあります。* 止水栓が閉まっている: 止水栓が閉まっていると、当然ながら水は出ません。3. 水位が不安定タンク内の水位が、高すぎたり、低すぎたりする場合は、ボールタップの故障が疑われます。この症状の原因としては、以下のものが考えられます。* 浮き球の位置ずれ: 浮き球の位置がずれていると、水位の調整が正常に行われず、水位が不安定になることがあります。* 水圧の変化: 水圧が急激に変化すると、ボールタップが正常に機能せず、水位が不安定になることがあります。これらの症状が見られた場合は、ボールタップの点検、修理、または交換が必要です。自分で対処できる場合もありますが、自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

投稿者 i4Beoqe1P9tc