蛇口が固くなる原因は様々ですが、多くの場合、自分で直せる可能性があります。今回は、蛇口が固くて回らない場合に考えられる原因と、その対処法について、DIYでできる方法を中心に詳しく解説していきます。まず、蛇口が固くなる主な原因は、「経年劣化」と「水垢・錆の付着」です。蛇口は、毎日使うものなので、長年使用していると、内部の部品が摩耗したり、パッキンが劣化したりして、動きが悪くなります。また、水道水に含まれるミネラル分が固着して水垢になったり、金属部分が錆びたりすることでも、蛇口が固くなることがあります。さらに、「長期間使用していない」ことも、蛇口が固くなる原因の一つです。長期間使用していない蛇口は、内部のグリスが乾燥したり、錆や水垢が付着したりして、固着してしまうことがあります。これらの原因によって、蛇口が固くなってしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?まず、試してみたいのが、「ゴム手袋を着用して回す」方法です。ゴム手袋を着用することで、滑り止め効果があり、力を入れやすくなります。また、蛇口のハンドルにタオルを巻き付け、その上からゴム手袋を着用すると、さらに効果的です。次に、「お湯をかける」方法も有効です。40℃~50℃程度のお湯を、蛇口の固くなっている部分にかけることで、金属部分が膨張し、回りやすくなることがあります。ただし、熱湯をかけると、蛇口を破損させてしまう可能性があるため、必ずぬるま湯を使用しましょう。また、「潤滑剤を使用する」方法もあります。蛇口のハンドルと本体の隙間や、ネジ部分などに、潤滑剤をスプレーし、しばらく時間をおいてから、再度回してみましょう。潤滑剤が浸透することで、固着が解消され、回りやすくなることがあります。ただし、潤滑剤を使用する際は、必ず水栓用のものを使用しましょう。そして、「工具を使う」方法もあります。モンキーレンチやウォーターポンププライヤーなどの工具を使って、蛇口のハンドルを回してみましょう。ただし、力を入れすぎると、蛇口を破損させてしまう可能性があるため、注意が必要です。これらの方法を試しても蛇口が回らない場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。専門業者は、専用の工具や技術を持っているため、安全かつ確実に蛇口を修理してくれます。

投稿者 i4Beoqe1P9tc