洗濯機のホース交換が必要になった際、どのホースを選べばよいか迷うことはありませんか。洗濯機ホースには、給水ホースと排水ホースの二種類があり、それぞれに特徴や選び方のポイントがあります。適切なホースを選ぶことは、水漏れ防止や洗濯機の性能維持に不可欠です。まず、給水ホースについてです。給水ホースは、水道の蛇口と洗濯機本体をつなぎ、洗濯に必要な水を供給する役割を担います。一般的なのは、ワンタッチで接続できるタイプです。蛇口側の接続部分には、水漏れを感知すると自動で水を止める「自動止水機能(オートストッパー)」付きのジョイントが取り付けられているものを選ぶと、万が一ホースが外れた際の被害を最小限に抑えることができ安心です。ホースの長さも重要で、蛇口から洗濯機までの距離を測り、少し余裕を持たせた長さのものを選びましょう。短すぎると接続できず、長すぎると邪魔になったり、折れ曲がって水の流れが悪くなったりする可能性があります。材質は主に塩化ビニル樹脂が使われていますが、耐久性や耐圧性に優れた製品も登場しています。次に、排水ホースです。排水ホースは、洗濯やすすぎで使った水を機外へ排出するためのホースです。洗濯機本体の排水口と、床や壁にある排水口(排水トラップ)をつなぎます。排水ホースを選ぶ上で最も重要なのは、洗濯機側の接続口の形状と、排水口までの長さに合ったものを選ぶことです。多くの洗濯機には専用の排水ホースが付属していますが、交換する場合は、現在使用しているホースの直径や長さを確認しましょう。延長用のホースや、途中でカットして長さを調整できるタイプもあります。材質は、柔軟性のある塩化ビニル樹脂やポリエチレンなどが一般的です。抗菌仕様のものを選ぶと、ホース内部のカビやぬめりの発生を抑制する効果が期待できます。ホースを選ぶ際は、自宅の洗濯機や設置環境に適合するかをよく確認し、必要であればメーカーや販売店に相談することをおすすめします。
洗濯機ホース選び方ガイド種類と特徴