ここでは、潤滑剤の種類と、それぞれの特徴、そして、蛇口に適した潤滑剤の選び方と使い方について解説します。まず、潤滑剤の種類は、大きく分けて「スプレータイプ」「液体タイプ」「グリスタイプ」の3つがあります。スプレータイプスプレータイプは、ノズルが付いており、狭い隙間にも噴射しやすいのが特徴です。手軽に使用できますが、揮発性が高いため、効果が持続しにくいというデメリットがあります。蛇口のハンドルと本体の隙間など、狭い場所に潤滑剤を塗布したい場合に便利です。液体タイプ液体タイプは、ハケやスポイトなどを使って、直接塗布するタイプです。スプレータイプよりも揮発性が低く、効果が持続しやすいのが特徴です。しかし、塗布に手間がかかるというデメリットがあります。蛇口のネジ部分など、広範囲に潤滑剤を塗布したい場合に便利です。グリスタイプグリスタイプは、粘度が高く、潤滑効果が長持ちするのが特徴です。しかし、塗布に手間がかかり、ホコリや汚れを吸着しやすいというデメリットがあります。蛇口の内部など、長期間潤滑効果を持続させたい場合に便利です。次に、潤滑剤の成分についてです。潤滑剤の成分には、主に「シリコン系」「フッ素系」「石油系」などがあります。シリコン系シリコン系は、耐水性、耐熱性に優れており、ゴムやプラスチックにも使用できるのが特徴です。水回りの潤滑に適しています。フッ素系フッ素系は、潤滑性能が高く、効果が長持ちするのが特徴です。しかし、価格が高めです。石油系石油系は、浸透性が高く、錆びついたネジなどを緩めるのに効果的です。しかし、ゴムやプラスチックを劣化させる可能性があるため、使用する場所には注意が必要です。蛇口の潤滑には、「シリコン系」の「スプレータイプ」または「液体タイプ」の潤滑剤がおすすめです。シリコン系は、水に強く、ゴムやプラスチックにも使用できるため、蛇口の様々な部品に安心して使用できます。スプレータイプは、狭い隙間にも噴射しやすく、手軽に使用できます。液体タイプは、より効果を持続させたい場合に便利です。潤滑剤を使用する際は、まず、蛇口の汚れを落とし、乾燥させます。そして、潤滑剤を、蛇口のハンドルと本体の隙間や、ネジ部分などに塗布します。しばらく時間をおいてから、蛇口を回してみましょう。潤滑剤が浸透することで、固着が解消され、回りやすくなるはずです。
潤滑剤の種類と選び方、使い方